ご依頼のきっかけ・ご提案内容
現場は大阪府泉佐野市、築70年の空き家です。
今回は知り合いの物件オーナーさんからのご依頼でした。
「空き家を民泊にするからシロアリ被害がないか点検してほしい」とのご相談でした。
現地調査を行いますと、1階の天井と窓サッシのところにシロアリ被害を発見。
(別の箇所で雨漏りも起きていましたがそこには被害無しでした)
床下も調査を行いましたが、被害はそれほど見られませんでした。
必要箇所に薬剤散布・薬剤注入を行わせていただき、施工完了となりました。
施工中の様子
床下にて噴射機で散布しているところです。
今回は床下の被害は少ないことが判明しましたが、このようなケースでは、壁の内側を這って上に上がっていると考えられます。
住宅の構造内部をときに食い荒らしながら、別の場所へ行動範囲を広げていくのです。
既に木材の中に潜んでいるシロアリは薬剤注入で死滅させ、これ以上土壌などから上がってくることがないよう、隅々まで散布します。
基礎や木材だけでなく、地面にもたっぷりと。
内部に浸透するよう注入しています。
シロアリは基本的にどこかから食い荒らして道を作ったり、外から見えなくても内部に棲みついています。
そのような個体も全て駆除するために、通り道となっていそうな箇所を選定して注入します。
室内から施工している様子です。
床や壁、タイルの目地など、室内からも薬剤を入れておく必要があります。
今回のように、床下というより上階に上がってきているものが多い時は、より適切な量の施工が重要です。
侵入口にいるシロアリは駆除できても、もう既に上がってきたシロアリを生き残らせては意味がありません。
▷参考記事:雨漏りとシロアリの関係は?原因と予防方法を解説
上の記事では、雨漏りが発生していた際のシロアリ被害のリスクや、その予防、保険が適用されるケースなどについて解説があります。
雨漏りの心配があるという方は一度あわせてご覧くださいませ。
天井廻り縁のところに食害の形跡がお分かりいただけることと思います。
サッシ付近など結露しやすかったり、湿気がよく溜まる箇所は木材が湿ることもあり、乾燥を嫌うシロアリにとって良い場所なのです。
ごく小さい穴からノズルを挿し、食害箇所の穴から薬剤が漏れる程度にたっぷりと入れます。
担当者のコメント
この度はJ-Lifeにご依頼いただきまして、誠にありがとうございます。
ご住宅や家具など、大切にされている財産に深刻なダメージとなると「復旧できるのか」、「家の安全性は大丈夫なのか」、「本当に駆除し切れたのだろうか」と数えきれない心配を抱かれることと存じます。
J-Lifeは、ただ害虫獣を駆除するだけが仕事ではなく、最終的には「お客様が安心を取り戻すまで」を仕事と考え、日々関わらせていただいております。
被害が深刻化する前の施工が一番ですので、少しでも気がかりなことがありましたらすぐにご相談くださいね。
類似の施工事例:大阪市淀川区にてシロアリ駆除・床下調湿工事〈築30年の中古物件〉