ご依頼のきっかけ
貝塚市に住む友人の実家よりご依頼をいただきました。
過去にシロアリ工事をしたことがあったのですが、その際に基礎にひび割れが多数見つかっていました。
築50年のご住宅でしたので、基礎に鉄筋が入っておらず、耐久性が脆いことをお伝えすると、不安なので補強工事をお願いしたいとのことでご依頼をいただきました。
補強材にパワーアラストを使用しました。
施工前
基礎の役割
木造家屋のコンクリート基礎は、地震などにより家屋上部に生じたエネルギーを、壁から基礎を伝って地面に逃がすという役割を持っています。
この役割を持つ基礎が脆い状態だと、エネルギーに耐え切れずに崩壊してしまうかもしれません。
家屋の上部の耐震補強がなされていても、基礎が弱ければあまり意味がありません。
東日本大震災や阪神淡路大震災でも、そのようなケースの住宅が、大きな被害を受けたという事例が多いです。
パワーアラストについて
パワーアラストは塗るだけでコンクリートの9.8倍、さらにアラミド繊維シートを貼りつけると57倍まで耐久性が強化されます。
高速道路やトンネルといった、崩壊が許されない建造物にも使用されるほど、優秀な補強材です。
コストは高いですが、半永久的でかなり頑丈になりますので、おすすめです。
施工
パワーアラストで補修
補強したい部分にパワーアラストを塗っていきます。
アラミド繊維シートを貼る

パワーアラストを塗った部分の上にアラミド繊維シートを貼り、基礎にパワーアラストを浸透させていきます。
アラミド繊維シートを剥がして、塗料を塗る

写真の黄色い跡は、アラミド繊維シートがあった部分です。
ある程度時間が経てばシートを剥がし、その上から塗料を塗って、施工は終了です。
担当者のコメント
この度は弊社にご依頼をいただきまして、ありがとうございました!
1981年以前に建てられたもの、つまり築44年以上の建物は基礎に鉄筋が入っていないため、耐久性が弱いです。
ですが、パワーアラストを使用すると、鉄筋コンクリート以上の耐久力を発揮してくれます。
基礎は地震による家屋の倒壊から守ってくれる最後の砦のようなものです。
大切な命を守るためにも、皆様の家の基礎部分を見直していただき、不安であれば弊社にご相談いただけますと幸いです。