パッと見るとシロアリ被害に見える木材腐朽菌、これは褐色腐朽菌と言う種類です。
木材腐朽菌は、木材を腐らせる菌のことでシイタケやシメジなどの食用のキノコも分類上はこの菌と同じ仲間です。木材の主成分であるセルロース、ヘミセルロース、リグニンと言う成分から木はできています。
それを分解する木材腐朽菌。繁殖すればするほど木材は腐り、建物の強度は低下してしまうのが怖い所です。
それが繁殖する条件としては、空気、水分、温度、栄養と、この4つが揃わないと成り立ちません。
ですが、通気の悪い床下など全ての条件が揃いやすいです。特に築年数が古いと床下が土で通気も悪く湿気も溜まりやすい、菌にもシロアリにとっても好条件な環境のお家が多いです。
さらに年数が経ってくるとだんだんと悪化していき、改善する時には取り返しがつかないケースもあります。
木材腐朽菌による木材の強度低下は耐震などにも影響してくる事があるのでこれ以上進行させない為にも環境を改善する事が重要になってきます!
シロアリ被害以外にもこう言った木材を腐らせる菌などもあるので定期的にでもチェックしておけば安心できるかなと思います。
弊社ではリフォーム業も行っているので、お家の構造に関しては詳しいです。
被害が大きくなる前に、気になることがあればぜひ一度ご相談ください!