ご依頼のきっかけ・ご提案内容
築30年ほどの3階建てのご住宅です。
3~4年前から玄関の框(かまち)部分が崩れ始めていたものの、放置してしまっていたそうです。
状態としては崩れており、シロアリも食べる所がないほどに木材がスカスカでした。
床を捲って確認すると、木材3本くらいが食われ、こちらも触ると崩れてしまうほどです。
また、床下の点検口が無かったため、浅型の収納兼点検口を新たに作成させて頂き、そちらから点検、作業させて頂きました。
床束の浮きを直し、鉄骨柱の横の床束も腐食してしまっていたため、鋼製束にて補強致しました。
その後、玄関框から床までをフローリング増し張り致しました。
施工前
こちらが施工前の様子です。
框の木材は食い荒らされてしまい、見て分かるように崩れてしまっている状態です。
空洞ができた内部にもシロアリが住み着いています。
こちらは根太と呼ばれ、床を支える重要な木材ですが、内部を食われて割れています。
耐久力が不十分で、床がきしんだり最悪崩れてしまう可能性があります。
公式サイト▷こんな症状に悩んでいませんか?
施工中
床下薬剤散布
床下は構造部分から土壌まで余すところなく薬剤を散布します。
シロアリ駆除の薬剤は、効果を持続するためには5年程度で再散布する必要があります。
そろそろ再散布の時期かもという方は、点検・お見積もり作成が無料で可能ですので、どうぞお問い合わせください。
参考サイト▷雨漏りとシロアリの関係は?原因と予防方法を解説
専用のノズルで薬剤を直に注入していきます。
穴の開いた部分から、回った薬剤が溢れだしてくるまで行います。
散布だけではなくこのような方法も行うことで、表面のみならず内部に住み着いたシロアリまで殺虫します。
建材の奥深くまで、食害の再発をブロックできます。
隙のないよう、隅々まで浸透させます。
床下構造の補修
地面と垂直なこの木材は床束(ゆかづか)と呼ばれ、住宅を支える脚のような部分ですが、1枚目の写真で浮いているのが分かります。
床鳴りや沈みなどさまざまな問題が起こり得ますので、クサビを打って浮きを直します。
写真右奥の赤い鉄骨の横に、本来は木材の構造があったのですが、お見せしている通り腐食していました。
腐食の恐れがない鋼製の束を新たに設置し、強度を補います。
フローリング増し張り
根太が腐食していた部分の床と玄関框のフローリングは、構造木材を取り替えてから増し張りします。
床下収納兼点検口の設置
元は何もなかったスペースですが、床下点検が可能になることと収納としても使えるため、作ることになりました。
床下の空間がかなり浅かったため、これを作っておくことで容易に点検が可能となります。
完工
酷く崩れてしまっていた框ですが、綺麗さっぱり素敵な玄関に生まれ変わりました。
また、薬剤によって床下からシロアリの侵入経路を断ち、既に住み着いていたものも駆除しましたので安心です。
担当者のコメント
玄関周辺は、シロアリ食害が起こりやすい箇所でもあります。
J-Lifeではシロアリ駆除だけでなく、被害を受けた箇所の補修までまとめて対応致します。
施工後も被害を防ぐための最大限のアドバイスをさせて頂き、お客様と一緒に大切なご住宅を守っていきたいと考えております。
深刻化しないうちに対処することが最善ですので、「おかしいな」と感じられたらお気軽にご相談ください。