施工前
築20年のご住宅にて、家の外で羽アリを見つけ、「もしかしたらシロアリかも?」とシロアリ被害を心配されてのお問い合わせでした。
点検致しますと、外壁の劣化がひどく目地のシーリングが切れて、外壁のサイディングの釘も浮いてしまっていました。
コーキングのメンテナンスをされていなかったことで、そちらも劣化して雨水が入り込んでいたようです。
更に、昔ながらの隙間が無いサイディング(直貼り)が原因で下地は全面食べられてしまっていました。
問題個所を全部張り替えると何百万と掛かってしまうため、雨漏りのひどい箇所のみで部分的に張り替えをご提案いたしました。
薬剤散布,注入は住宅底部から2階までシロアリが上がってきていたので、2階のカーテンレール部分まで行います。
施工中
薬剤散布
室内
室内の壁内部に薬剤を注入します。
これにより、内部に住み着いているシロアリや、シロアリの通路に薬剤を行き渡らせて殺虫します。
専用の細いノズルを使うので壁に大きな穴が開いたりする心配はございません。
必要最低限の穴を開け、無駄な量の薬剤を使わずに行います。
玄関入口の木部に注入している様子です。
どの場所が最も効果的か、どのくらいの薬剤が必要かは培ったスキルで見極めています。
床下
こちらのように寒い地域では、床下の排水パイプに保温材が巻かれているのですが、この保温材の内部を通り道にシロアリが上がってくる可能性があるのです。
その場合は見つけにくいため、要注意です。
今回のケースでも、この保温材の中に蟻道(通り道)がありました。
一回の施行で完璧に駆除するため、細かな箇所まで見落とさず、薬剤を注ぎ込みます。
丁度雨が降った後の日だったこともあり、床下に水が溜まってしまっているのが発覚しました。
ずっと水が溜まり続けると、住宅底部の木材や土壌が腐食したり柔らかくなり、食害されやすい状態になってしまいます。
土壌から住宅に上がってこようとするシロアリや、既に住み着いたシロアリをくまなく殺虫します。
もちろん、薬剤は一時的な効果ではなく、およそ5年効果が持続します。
公式サイト▷大阪府泉大津市にてシロアリ駆除〈床下・畳の食害〉
壁材張り替え
外壁内部の下地がほぼ全て、食害で使えない状態になっており、そこから雨漏りが起こっていました。
ご予算の都合もあり、雨漏りが深刻な部分のみ張り替え致しました。
1枚目は古いものを撤去している工程、2枚目が新しいものに張り替えした工程です。
参考サイト▷サイディング外壁からの雨漏りの原因と対処方法
完工
以上で1日(作業数2人)で完工となりました。
写真は張り替え後の外壁の状態です。
もちろんですが、元のサイディングと同じものを使用しております。
担当者のコメント
この度は「J-Life」にご依頼頂き誠にありがとうございます。
どんな状態であっても、安心してお住まいいただけるよう処置致します。
J-Lifeでは「駆除だけではなく建材の復旧までお任せいただける」施工をモットーとしております。
もし心配に思われることがございましたら、シロアリである確証がない状態でもご遠慮なくご相談くださいませ。
公式サイト▷こんな症状に悩んでいませんか?
参考サイト▷雨漏りとシロアリの関係は?原因と予防方法を解説